八峰町 はっぽうちょう

海と山に愛される八峰町をフィールドに
移住×●●●を考えられる人!

八峰町は、旧八森町と旧峰浜村が合併してできた町である。
青森県との境に位置し、日本海と森林に囲まれている。森の一部には白神山地も有する。
秋田県と青森県を結ぶ列車、JR五能線が海岸沿いを走り観光客からの人気も高い。日本海を眺めながら走れる海沿いの道は、バイクや車で走るだけでも爽快である。

近年、町として力を入れているのは、菌床しいたけ栽培だ。
研修施設もあり、移住者がしいたけ農家として起業したケースもある。
他にも町内には、全国的にも有名な酒蔵「山本合名会社」もあり、日本酒ファンが酒蔵見学のために訪れたりと賑わっている。

海あり、山あり、日本酒ありと魅力溢れる八峰町では、地域おこし協力隊として移住コーディネーターを募集している。ここでは、自分の得意分野を生かした「移住×●●●」を考えられる企画力も求められる。八峰町協力隊OBの鈴木了さんに話を聞いた。

DIYで八峰町を盛り上げたいと思っていた

「出身は八峰町なので、Uターンです。僕は、DIYをテーマに移住ツアーを組んだり、移住希望者の相談対応などを行っていました。協力隊になる前は、ハウスメーカーに勤めていたこともあり、卒業後はリノベーション業務や泊まれる秘密基地「CRANDS」を運営しながらここで生活しています」。
 八峰町では、役場の職員が移住相談の最初の窓口になり、その後協力隊にバトンを渡す連携がとれている。そのため、鈴木さんにとって今まで経験したことがない業務だったが、とてもやりやすかったと話す。

クランズの内観と外観。見晴らしがいい場所に立っている。

「3年間ダラダラ過ごすのではなく、目標を決めた方がいいのかもしれません。協力隊時代、僕は業務の空き時間に、CADの勉強やSNSの運営の仕方などを勉強させてもらいました。その時間が、今役に立つことばかりなので僕にとってありがたかったですね」。
協力隊制度は、住宅も車も手配してもらえる自治体が多い。しかし、優遇されている分自分のやりたいことや明確な目標を持たないと卒業間際に厳しい状況になり得る。八峰町の協力隊制度では今年度から、3年後を見据えて副業も可能となった。

「DIYで八峰町を盛り上げたいと思って活動してきました。今、運営している「CRANDS」は、1日1組限定の1棟貸しペンションです。窓からの日本海の眺めは最高で、暖炉もあります。ここまで作れて様々な活動を今も行えるのは、仲間に出会えたことがとても大きいです。地元なのでなんとなくは知っていましたが、以前はそれほど仲良くはなかった人でした。しかし協力隊の業務を通して、仲が深まり一緒にやっていけるようになりました」。
 鈴木さんは、自身の経験とアイデアを生かし、DIYをテーマにした移住ツアーを行ったが、今回募集している協力隊にも、自分の得意分野を生かしたツアーを企画してもらいたいと考えている。地域資源が多い八峰町で、自分の持っている強みを生かして、最高の仲間を増やせたらきっと意味のある協力隊時代を過ごせるだろう。

協力隊担当の八峰町役場佐藤さん(左)と協力隊OB鈴木了さん(右)

ガツンとくる俺の味噌

鈴木さんにオススメの昼ごはんスポットを聞いてみると「鹿の浦 矢作」との回答。懐かしい雰囲気がある店内には大きな窓がありそこから海が見える。海を眺めていると、野菜がたっぷりとのせられた味噌ラーメン「俺の味噌」が目の前に。満足できること間違いなしのボリュームとしっかりめの味付けのラーメンは、パワー回復すること間違いなし!シメには、大人気のごまソフトをいただくこともお忘れなく。

キャベツがたっぷりとのった俺の味噌

取材コメント

若い起業家や、パワー溢れる若者が多いなと感じる八峰町。地域資源が多い場所だからこそ、自分の特技を生かして面白いことができそうだなと感じています。何かやってみよう精神の仲間が近くにいることは、協力隊の活動をしていく中できっと助けになるはず。そして、卒業生の鈴木さんが町にいるのは心強い!

(元藤里町地域おこし協力隊 根岸那都美)

稲刈り後の風景。田んぼと山と海が町役場から一望できる。